消化器外科

概要

 

 

1.概要と実績

 

胃、大腸などの消化管疾患、肝臓・胆道(胆管、胆嚢、十二指腸乳頭部)・膵臓に関連した疾患や、鼠径ヘルニア・虫垂炎などの良性疾患に至るまで、お腹のあらゆる疾患に対し診療を行っています。

 

  • ●当院では様々な疾患で緊急の処置や手術が必要な患者さんを24時間・365日体制で受け入れています。また消化器内科を含めた各診療科との連携が整っており、迅速で適切な治療を提供します。
  • ●小さい傷口からお腹の中に腹腔鏡を差し込んで手術を行う腹腔鏡下手術に積極的に取り組んでおり、ここ数年ではロボット手術を導入いたしました。体への負担が少ない低侵襲手術ですので、早期退院も可能となります。
  • ●消化器がんに関しては手術のみならず、化学療法の術前導入などを含めた集学的治療に取り組んでおり、それぞれの患者さんにとっての最適な治療を提案いたします。
  • ●がん治療では放射線科、看護部、薬剤部とチーム医療体制を取り、放射線治療や化学療法を行っています。また、古賀病院21の緩和ケア病棟や地域医療と連携して、緩和医療を行うことも可能です。

 

 

日本肝胆膵外科学会高度技能専門医制度 認定修練施設(A)取得

日本肝胆膵外科学会は、高難度の肝胆膵外科手術をより安全かつ確実に行うことができる消化器外科医師を育成するために2011年6月、肝胆膵外科高度技能専門医制度を発足させました。修練施設とは、医師免許取得後5年以上の消化器外科医が高度技能専門医の認定を申請するために必要な教育研修を受けることができる施設です。

修練施設に認定されるには以下が必須条件です。

  • 日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設に認定されている
  • 高度技能指導医あるいは高度技能専門医が1名以上常勤して十分な教育体制がとられている

さらに、修練施設(A)には「申請前年の12月末までの1年間に高難度肝胆膵外科手術を50例以上実施している」、修練施設(B)には「30例以上実施している」という条件が問われます。高難度肝胆膵外科手術が年間50例以上あっても、高難度肝胆道手術ならびに高難度膵臓手術が年間各10例未満の場合は修練施設(B)となります。

当院は、2012年6月1日付で日本肝胆膵外科学会の肝胆膵外科高度技能専門医制度認定修練施設(A)に認定されました。

修練施設(A)の認定は大学や国公立の病院が中心で、当院は九州では17施設目、福岡県下では7施設目です。


診療実績

当院では、腹部全般の手術を行っており、年間約700件前後の手術を行っています。

  2020 2021 2022 2023
食道・胃疾患 63 56 44 57
小腸・大腸疾患 171 170 173 181
肝臓疾患 21 23 26 27
胆膵疾患(胆石症のぞく) 28 39 31 34
虫垂炎 48 44 43 36
胆石症 120 114 155 140
ヘルニア 108 113 124 120
その他 120 102 101 107
合  計 679 661 697 702
ロボット手術 14 16 24 43
腹腔鏡下手術 416 381 450 441
緊急手術 133 118 93 132

 

 

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新古賀病院
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